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FakePlasticTree

ひびのいろいろ

人間は過去は変えられない。しかしそれを背負ってしんみりと歯を食いしばり、負けずに生きてゆくことができる。

日常

僕は人を援助する仕事だ。その仕事は本当に毎日辛いことばっかりではっきり言ってしんどい。 現実は人生の辛さというものは、誰がどう頑張ったって変えられないものだからだ。

仕事が終わった後は本当に何もかも忘れたくて深夜の電車の中で缶ビールを飲み干し、僕は何もかも忘れて眠る。グダグダになって脳細胞を麻痺させて最寄り駅を降りる。そんな毎日。自分は依存症なのか?と錯覚してしまうほど。そしてそれは恐らくきっと依存症なんだろう。自分の心を削りながら生きている、仕事をそしているそんな毎日なのだ。

しかしそんな毎日だけれど、何とか自分を保って続けられるのは時として「人間って素晴らしいな」「僕は励まされて生きているんだな」ということが関わった人々から伝わってくるからだ。それは何とも素晴らしく、しかも最高の体験で他に形容しがたい程。そこには仕事の効率であるとか、コストベネフィットであるとかライフハックであるとかそんなものは一切関係なくなる。

そんな体験を今日させてもらった。ありがたい。本当に有り難い。何度も言うけれどありがたい。

こんなことが年に1回、運が良ければ年に2回ぐらいある。そんな貴重な日だった。だから「有り難い」と形容するのである。

「よくここまで生き残ってくれた」としみじみ心に染み渡った。プロとしては失格なのだが思わず目頭が熱くなった。そんな感動的な体験。人間の運命というのは変えられない。

過去は変えられない。しかしそれを背負ってしんみりと歯を食いしばり、負けずに生きてゆくことができる。 しかも自身の決意と力で。治療者の関与とは関係なく自分で背負う覚悟。そして未来に生きる覚悟。

それを実感させてもらった。 本当にありがとうと言いたい。