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FakePlasticTree

ひびのいろいろ

カメラ(写真)ってやっぱり素晴らしい

写真を撮るようになったきっかけは子どもが生まれたことだった。おそらくそういう人は多いだろう。当時はソニーのメチャクチャ小さいオモチャののようなデジカメが発売されたりして話題になっていた頃、携帯にもカメラがあまりついていない時代だった。記録媒体がその頃はメモリースティックだったし、バッテリーの持ちも酷く悪かった。そしてカメラといえば「写ルンです」が僕の中では当たり前だった時代でもあった。

そのソニーのカメラから始めてもう15年ぐらいの時間がたった。まさか自分がこんなにもカメラ好き、写真好きになるとは思ってもいなかった。なにも取り柄がない中年男性が決まってカメラに凝り出すという傾向も世の中にはあるようだけれど、僕にもそういうところが有るかも知れない。

しかし日本人によくあるようなスペック偏重主義や、撮影技術にやたら詳しい人にはなりたくなかった。ただ適当に写真をとってそれをFlickrなどに投稿できればそれで満足だった(今はFlickrからInstagramになっているけれど)。

技術はなくともなんとなく雰囲気のある日常が撮れればそれでいいや。そんな感覚を見事に文章化してくれたのが本書。

今、シニア世代に言いたいのは、それぞれの生きてきたことを写真化しようということ。それが新しい趣味写真の柱になればすばらしい。次世代へのメッセージにもなるのです

そう何も肩肘はらずに自己流で良いのだと思う。プロを目指す訳でもないし、コンテストに写真を出すわけでもない。

風流の道とは、詩歌や書画、茶などを楽しむ道ですが、「花鳥風月」の世界を写しとる写真もまた風流道と言えるでしょう。

こういった本書の文章を読むと非常に何だか孵に落ちるというか、納得するし、勇気を貰えるのだ。