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ひびのいろいろ

哲学と中学生年代とは意外と親和性が高いものなのかも知れない

子どものための哲学対話 (講談社文庫)
永井 均, 内田 かずひろ
講談社 ( 2009-08-12 )
ISBN: 9784062764483

哲学というとなにやら暗いイメージ。普段の凡人であれば、特に考えなくてもいいことに悩み、苦悩する。それは知的に高い人達の高等な遊びというイメージが僕にはある。実際大学以外で哲学をさかんに議論する場なんてものがこの世の中にあるんであろうか。

そんな自分にとってマイナスなイメージのある哲学の本がこの「子どものための哲学対話」だ。

「子どものための〜」という名前はついているものの、これは中学生以上を対象としたものであると思う。小学生が読むには(僕の基準で言うと)ちょっと難しすぎる。

  • 第1章:人間は遊ぶために生きている!
  • 第2章: 友だちはいらない!
  • 第3章: 地球は丸くない!

上記のような症立てて、猫の’‘ペネトレ’‘と人間の’‘ぼく’’の対話で物語は進む。

本書では哲学を以下のように定義する

つまり、自分で勝手にやる学問のことさ。 (P127)

そう、振り返ってみたら自分が中学生の時もそうだった。本書に書いてあるようなことを1人ぼんやりとただひたすら眠れない夜に考えていた。年をとって成長するとそんなこと全然考えなくなるけれど、哲学と思春期特に、思春期前半というのは凄く相性が良いものなのかもしれないな。

人間は自分のことをわかってくれる人なんかいなくても生きていけるってことこそが、人間が学ぶべき、何より大切なことなんだ。そして友情って、本来、友だちなんかいなくても生きていける人たちのあいだにしか、成り立たないものなんじゃないかな? (P69)

自分にとってこの言葉が強く心に残り、色々考えさせられた。本当か?やっぱり人間は他人に知ってもらう、わかってもらう体験こそが何よりもの幸福なんじゃなかろうかと自分は考えるのだけど。

そうでもないのか?本当なのか?うーん。判らなくなってきた。