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ひびのいろいろ

【書評】ガンダム制作秘話を綴った「ガンダムを創った男たち」

ガンダムというと眼の色が変わってしまう人は僕の年代に多い。丁度団塊Jrの世代。ガンプラを求めておもちゃ屋さんに列をなして並んだ世代だ。「哀戦士」を見ながら哀愁という言葉、そしてランバ・ラルという大人に衝撃を受け、「めぐりあい宇宙」でリックドムをなぎ倒すアムロに爽快感を覚え、「僕には帰る場所がある」という言葉の重さに気づかないまま唯々見ていた世代。

そのガンダムが誕生からもう35年もたつ。

その後もガンダムは姿を変え、仮面ライダーやゴレンジャーのように後続作品が多種多様に発生した。自分自身はVガンダムまでその存在を追うことができたが、それ以降のガンダムについては殆ど無知。

そんなガンダムの制作秘話

そんなガンダム、それも初代ガンダムの制作秘話を漫画にしたものが本書。富野由悠季監督を中心にしてその物語は綴られる。漫画の特性として大仰で劇画チック。本宮ひろ志のような展開で描かれるストーリー展開。この話の流れは合わない人もいるかも知れない。正直言うと僕もちょっとついて

いけないところもある。

ただし、ガンダムがどのような経緯で制作されたのかを知る意味では非常に興味深い書籍だ。

  • どうやってガンダムが盛り上がっていったか
  • ガンダムの原案「ガンボーイ」やザクの原案のカッコ悪いこと
  • Gアーマーを泣く泣く草案したこと

それぞれのエピソードは制作者こそが分かること。

こんな話題を知ることができるだけで本書を読んだ意味があるのかもしれない。