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ひびのいろいろ

【書評】失踪日記

先日読んだ「アル中病棟」の前作にあたる作品。「アル中病棟」はアルコール依存の、入院治療病棟を描く物語であった。今作方やというか前作)はそのアルコール病棟に、入院するまでの様子が描かれる。

2回の失踪とホームレス生活そしてアルコール依存へ

そこで描かれるのは2回の失踪とホームレス生活。そして途中で配管工として働いていたりもしている。

僕はあんまりこの作者については知らないのだけど漫画家としてはかなり、著名な方であるらしい。

印税でも生活できてしまう立場からのまさかの転落。抑うつと希死念慮。

そんなどん底からの生活の様子がコミカルな絵柄で、重すぎることなく描かれている。食事を探すのに残飯をあさる様子は何故かワクワクし、配管工時代の人間関係も面白い。

そして何とかして生き抜こうとする逞しい姿に何故か心励まされる。

次作の「アル中病棟」も読み応えがあって素晴らしい作品なのだけど、数々の漫画賞を受賞しているだけあって今作も素晴らしい。

失踪日記
吾妻 ひでお
イースト・プレス ( 2005-03-01 )
ISBN: 9784872575330

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