FakePlasticTree

ひびのいろいろ

【書評】僕のせいじゃないんだよ。

子どもというのは圧倒的に無力な存在。生まれてきた途端に自分では何もできない。何らかの手助けがないと栄養補給もままならない。そんな存在。人間では特にそう。それは年月が過ぎても変わらない。例えば7歳とか8歳になったからと言って、自分の行動は相当に制限されているし自分の意思で決定できることは圧倒的に少ない。世界に圧倒されてしまうことも多い。

 

 

そんな存在だからこそ、本当に周囲の変化には敏感。自分では変えられない環境の変化とか時代の流れとか。そして親の病気だってそう。自分達の無力感を思い知るのだろう。だからこそ「自分が悪いからだ」「悪い子にしてたからこうなったのだ」という気持ちになるんだろう。だから「あなたのせいではない」「あなたは悪くない」とはっきりと伝えることが大事なんだろう。

 

今回読んだ本は親のうつ病を子どもに説明するための本。何よりも絵柄が優しく日本的(アジア的か)なのが良い。この手の本はバタ臭い場合が多いからなあ。

 

子どもに病気を説明するためのアドバイスなどが大人向けに巻末に付けられている。こういう本が全国のあちこちの図書館とか診療所とかにそっと置いてある。日本という国はそういう国であって欲しい。