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ひびのいろいろ

独りぼっち 飯島愛 36年の軌跡

衝撃的なノンフィクション小説 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫) は、読んでいて吐き気を催す程にリアルな作品だった。この事件が起こった当時はマスコミで大々的に取り上げられていたけれど、おそらくそのあまりの事件の凄惨さのために徐々に取り上げられることがなくなっていった。マスコミに取り上げられない部分まで、事件の全貌を詳細に描いたこの作品は犯罪ノンフィクションの傑作だと思う。

 

本書は同じ作者による飯島愛さんのノンフィクション小説。やはり取材の仕方が丁寧。飯島愛さん は僕と同い年。生きていれば今年40歳。読んでいてとても切なくなる。人生に影のある人。ただ明るいだけでなく矛盾した部分も併せ持つヒトに凄く僕らは惹かれてしまう。もう少し生きていれば、40歳を過ぎればちょっと考え方も楽になったと思うんだけどな。本当に残念。