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日本旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録

さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録 (バンチコミックス)

3.11の震災からわずか5日間でしかも無料で運行を再開した三陸鉄道の物語。いままで全く存在すら知らなかった三陸鉄道。

三陸鉄道とはどんな列車なんだろ

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国鉄再建法により廃止されることになった国鉄盛線(盛 - 吉浜)・宮古線(宮古 - 田老)・久慈線(普代 - 久慈)、及び旧日本鉄道建設公団で建設中だった吉浜 - 釜石・田老 - 普代を引き受け、1984年4月1日に特定地方交通線の第三セクター化第一号として開業した

  1. 北リアス線:宮古駅-久慈駅 71km

  2. 南リアス線:盛駅(大船渡市)-釜石駅 36.6km

と二種類の路線がある電車。第三セクターに属し、地元の高校生やお年寄りなどの大切な移動手段になっている。

どちらの路線も三陸海岸沿いを走るため、津波の被害を直接受けるような位置に存在していた。そのためその被害は甚大で、全線復旧の資金的な目処がたったのも去年の11月ごろであったとのこと

事故直後から物語は始まる

    【目次】

  1. あの日、あの時間。
  2. 暗闇の中から・・・
  3. 再開へ!!
  4. 立ちはばかる壁
  5. 春が来るまでには

物語は事故直後の様子から始まる。そして分かるのは事故直後からの三陸鉄道の社員の方々のプロフェッショナルな態度だ。

以前読んだ石巻赤十字病院の100日間

にも共通することだが、現場の方々の責任感/仕事に対する誇り、使命感には本当に感動する。これだけの災害時でも『私を捨て公に徹する』心意気に改めて敬服。僕はとても出来ない。

再開に向けて

三陸鉄道の全面再開に必要な金額は108億円!だそうだ。

鉄道再開のために108億円のお金を出すなんて。という意見も地元住民の方々からもあったみたいだけれど、切符を個人で1000枚買って支援する東京の大学教授(明治学院大学 原武史氏)のような人も出てきたりしたらしい。

なによりも地方の活性化のためには鉄道というのはなによりも大切な交通手段。そういう状況もあって国の支援も得られるようになり2014年には全線開通するとのこと。

絵柄に暖かみがあって作者の方も性根込めて描いているのが分かるマンガ。とても素晴らしいマンガでした。

いつか自分も三陸鉄道にのって一人旅とかしてみたい。そう思えるような作品でした