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ひびのいろいろ

少しは楽になってゆくよ #184

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photo credit: Ryan Mortimer via photopin cc

長髪じゃないと嫌だった

僕が思春期の時には髪の毛が少しでも長くないと嫌だった。

1番気になっていたのは前髪で、前髪が短くなってくると全て自分のことが相手に見透かされるような気がして、自分をさらけ出すような気がしてとにかく駄目だった。自分にどうしようもなく自信がなくて、かまって欲しいくせに他の人にはかまわれたくない。そんな気持ちが出ていたんだろう。

 そして僕の青春時代はグランジ真っ盛りの時期。ネルシャツを着て破れた汚いジーンズを履いてボサボサの髪型というのが最高にイカす!という時代。ミーハーな僕は当然の如くカートコバーンに憧れ、傾倒してた。長髪をふりみだしながら、ムスタングを弾くカートコバーン。レスポールを弾くザックワイルドが好きだった。ギターばっかり弾いていた僕が長髪に憧れて当然といえば当然の時代だったのだ。

 しかし現実の気の弱い、駄目な僕はそれほど長髪にもできず中途半端な長さでみっともなく妥協していた。ちょっと髪が伸びてくると教師に注意されて、そのまま屈服してしまうというなんとも情けないパターン。

 だから美容院とか床屋に行くのが大っ嫌いで、自分の気に入った髪型になったことなんて一度もなかった。髪を切るたびに暗澹たる気持ちになって翌日の学校にいくのがたまらなく憂鬱。誰も自分の髪型なんて気にしていないんだけど、思春期だからね。まあ、しょうがない。

年齢を重ねるにつれて楽になってゆく

年齢を経て楽になったことといえば、そういったことが気にならなくなったことだ。といっても少しだけど^_^;

髪型に関していえば、短くても全然大丈夫。去年から時々スポーツ刈りに近い髪型にすることもあるけれど何も気にならなくなった。

 外見が気にせず不潔にするのは良くないと思うが、『自分を背伸びしてカッコ良くはみせなくても良い』と思えるようになったのだ。まあ今まで如何に自己愛が強く、自意識過剰だったんだろうと自己嫌悪に陥る時もあるけれど。

 歳をとっていって『よいなあ』と感じられるのはこういう時。自分を少しは等身大で見れているのかなあと思える時だ。しかもそれが、それほど苦しくない。「まあそれも自分だしな」と楽に考えられるのだ。

だから、今色々なことで悩んでいる若い人達にも「時間が解決することが多いよ」と僕は心の中で言っている。