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ひびのいろいろ

贈り物

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卒業の時期になると、子ども達から偶然に贈り物をもらうことがある。

 ある子どもは保護者にせかさされるようにして、またある子どもは帰り際に恥ずかしそうに。どんな物であっても子どもからの贈り物、しかもお金とかは無関係な手紙とか手作りのものは嬉しいものだ。それだけで今の仕事を続ける気になれる。

 一年の8–9割は無力感と、自分への腹立ちと自信のなさで崩れかけそうになる仕事だけどその一瞬だけで元気をもらうことができる。「あと一年頑張れそうだなあ」と思ったりして。職業柄、贈り物の持つ意味を深く考えなければいけない時もあるんだろうけど、それとは別に一瞬で心が通じるような時ってあると思うんだ。そしてそういう瞬間を大事にしたい。

 結局、僕は支援職についていながら人から元気をもらうことを期待している。「なんとも姑息で狡い人間だな」と自己嫌悪になったりもするけれど、それも含めて自分なんだ。